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葬儀の種類と選び方

1 分の読み物

著者 Kiki Abe

近年、葬儀は簡略化、個性化が進み小規模化されてきています。。家族葬、火葬式など新たな形式の葬儀も出てきており、個人や遺族の希望や意志がより尊重されるようになってきました。葬儀の段取りや基本的な流れの知識を得て、様々な葬儀の種類や費用を知ることで悔いのない葬儀が可能になります。

Dean Clarke / Shutterstock

葬儀の主な流れと必要な段取り

逝去後24時間は法律により火葬が禁じられています。葬儀社に連絡して自宅か葬儀社の安置所に搬送を依頼します。葬儀社の担当者に死亡届や火葬許可書の手続きを依頼、葬儀の打ち合わせをします。遺体を清め納棺し、一般的には二日目にお通夜を執り行い、三日目に葬儀をします。葬儀の後に火葬されます。予め葬儀のプランを立てておくと安心です1

葬儀社を選ぶ際のアドバイス

大阪葬祭事業共同組合によると、良い葬儀社を選ぶための3つの条件を提示しています。

何にいくらの費用がかかるのかをはっきり提示する会社様々な経験のある実績のある会社良いコミュニケーションが図れる会社

葬儀業界シェア上位の会社リスト

業界動向が行った2021年の葬儀業界レポートによる業界シェアトップ社リストは以下になります。

ベルコ 22.5% / 417億円セレマ 16.4% / 305億円日本セレモニー 16.2% / 301億円燦HD 10.1% / 188億円ティア 6.4% / 119億円レクスト 5.9% / 110億円東京博善 4.5% / 83億円きずなHD 4.3% / 80億円サン・ライフHD 4.0% / 75億円平安レイサービス 3.8% / 70億円2

一般葬とは?

一般葬とは個人と生前付き合いのあった方々を幅広くお呼びする日本の標準的なお葬式です。ご友人、お仕事関係者、ご近所の方々など参列者の数は多くなり、その分費用もかかります。一般葬の平均費用は90万円ほどです。

家族葬とは?

家族葬は親族とごく親しい友人のみで行われる葬儀のことを言います。参列者の対応に追われることなく、ゆっくりお別れをの時間を過ごすことができます。参列したくても出来ない人も出てくることになります。費用は36万円ほどのものからあります。

一日葬とは?

一日葬はお通夜を行わず一日でお別れをする葬儀です。喪主が高齢であったり、参列者の予定が合わせにくい場合に時間の負担を減らすことができ、また経済的負担も減らせます。費用は27万円ほどです。菩提寺がある場合には菩提寺の許可が必要です3

直葬・火葬式とは?

直葬とは火葬のみを行う葬儀のことを言います。火葬場で親族のみのお別れを数分ほどした後、火葬されます。時間や経済的負担のかからない葬儀ですが、宗教儀礼を大幅に省くため、菩提寺の許可が必要です。費用は8万円ほどからあります。

お別れ会とは?

お別れ会は偲ぶ会とも呼ばれ、親族のみで密葬を行った後に、友人や知人を招待して行う葬儀です。著名人が行うことが多い形式ですが、一般人でも執り行えます。プランに時間がかかり、儀式が大きいほど費用がかかります。

社葬・団体葬とは?

社葬とは企業や団体が主催して行う葬儀のことを言います。企業の創業者や重役などの葬儀に使われる形式です。葬儀の大きさは様々ですが、親族のみで密葬を行ってから社葬を行うのが一般的です。

市民葬とは?

市民葬とは自治体が葬儀社と協定して市民・区民に対して安価に提供してる葬儀のプランです。故人、もしくは喪主がその自治体に住んでいれば誰でも利用できます。斎場は指定されており、日程の融通が効かない場合もあります。

生前葬とは?

生前葬とは生きているうちに本人が主催者となって行うお別れ会のことを言います。決められたルールは何もないので、本人が自由にプランすることができます。生前葬をしても亡くなった後に通常の葬儀を行う場合が多いので、金銭的負担はかかります。

自由葬とは?

形式や宗教の儀式に囚われない自由な葬儀を自由葬と言います。故人の好きな内容で見送ることができますが、その分自分たちで内容を組み立てる必要があります。菩提寺がある場合には、予め相談しておくことも必要です。